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Home>エコ大陸オーストラリアIndex>オーストラリアのエコツーリズムとは?>定義とガイドライン

エコツーリズムの定義

オーストラリアにもエコツーリズム協会が設定され、それによって最初に手掛けられた作業がエコツーリズムが何であるかを考え、それを定義として文字でまとめることでした。現在、このエコツーリズム協会が定める定義は下記の通りです。

エコツーリズムとは…

  • エコツーリズムとは観光を通じて環境ならびに文化的な理解を深め、その与えてくれるものへの感謝とそれを保護することを促進し、生態環境的に持続していく観光産業をさす。

オーストラリアのエコツーリズム協会

  • オーストラリアのエコツーリズム協会は1991年にブリスベンで開催されたオーストラリアではじめてのエコツーリズム会議を受けて非営利団体として形成されました。会員数は急速にその数を延ばし、環境保護地域におけるエコツーリズム オペレータ、旅行業者、民間団体、政府各種機関ならびに教育機関やエコツーリズムに関心を寄せるその他のグループなどその範囲も多岐にわたっています。

オーストラリアエコツーリズム協会の目的

  • エコツーリズムを推進させることそして、エコツーリズムに対するモラルやガイドラインを広めていくこと、訪れる場所の自然ならびに文化的環境に対する理解、それに対する適切な評価、そしてその保護への貢献、さらに旅行者とホストコミュニティー、観光業界、政府ならびに保護団体との相互作用を助長させることなどにあります。

オーストラリアエコツーリズム協会のゴールとは

  • エコツーリズム協会は下記に上げる事項確実にすることを目指します。
    自然ならびに文化的に貴重な地域におけるすべての観光業は、自然環境がそのまま持続するものである。
    エコツーリズムは訪れる場所の保護と生物の多様性の保護に貢献するものである。
    エコツーリズムはホストコミュニティーに利益をもたらすものである。
    エコツーリズムの機会については各社会構造別観光客に対して様々に提供できるものである。

現在のオーストラリアでのエコツーリズムもまだ、概念としてやっと定義が確立された段階ではあるが、エコツーリズムにかかわるオペレーターならびに観光客には次のようなガイドラインが設けられている。新しくエコツーリズムに参入しようとするオペレーターの乱開発などを防ぐ共に、オペレーター同士が共同で地域の自然環境を守り、観光客に共通のメッセージとしての環境保護をアピールしていく上で効果的に作動しはじめているようだ。下記はオーストラリアのエコツーリズム協会が認めるエコツーリズムオペレーターのガイドラインならびに観光客へのガイドラインである。

エコツーリズムオペレーターへのガイドライン
  1. 訪れる場所の環境保護効果を上げること、ならびにその場所のそのままの自然をより促進させることへの強化
  2. 異文化への細かい配慮
  3. 自然資源(水、エネルギー)の使用にはあくまでも慎重に無駄のないようにする
  4. 廃棄物は環境や美化上、最小限とする努力をする
  5. リサイクルプログラムを開発する
  6. 環境保護倫理を持つ事業母体(ホテル、輸送機関など)への援助
  7. 現状における、特に地方の地域における政治ならびに環境問題に呼応していく
  8. 他の株主(特にその地域における)とお互いに密接なつながりを持ち、新規開発の情報交換やこのオペレーター規約に基ずいて活動していくことを促進していく。
  9. カタログやパンフレットなどの配布物を使用して消費者に対してこのガイドラインを広め、それによって環境問題に対する関心を高めていくことに努力する
  10. エコツーリズム教育・ガイドやマネージャー育成に対して協力していく
  11. 現地の文化と環境に精通した熟練ガイドの雇用
  12. お客さまに対しては適切なコメントリーを言葉と書かれた資料を提供し、現地の自然や文化、歴史などに関わるガイドを行う
  13. 現地コミュニティーに利益を落とす現地生産物を極力使用する。しかしながら、絶滅寸前のものから作られたものは買わない。
  14. 決して故意に野生や野生動物を脅かしたり、脅かすことを促すようなことはしない。
  15. 車での進入は決められた道路や小道に限定する。
  16. 未開の地域においてはそのルールや規約に従って行動する。
  17. 最善の活動を目指すことを常に守っていく。
  18. 広告宣伝の表記に偽りのないようにする。
  19. ホストとゲストにとって、よりクオリティーの高い体験を提供する。
エコツーリストへのガイドライン

出かける前に…

これからあなたが訪れようとしている地域を事前に書物などを通じて充分下調べをしておきましょう。下記の質問に答えた後、あなたの参加するエコツアーを選びましょう

  1. あなたが利用しようとしているエコツーリズムオペレーターは、エコツーリズム協会の設定しているエコツーリズムオペレーターの実施規定を承認しているでしょうか?
  2. 経済利益が現地のコミュニティー、あるいは環境保護に対して、何%か還元もしくはそのままそこにとどまっているでしょうか?
  3. ツアーオペレーターはできる限り、現地のガイドならびに現地のサービスや業者を使っているでしょうか?

あなたが現地に滞在中に…

あなたの訪問によって下記に示すような事項に関する悪影響を極力与えないように配慮しましょう

社会的影響

  • 文化の違いなどに対しては細心の注意を払い、現地の慣習を尊重しましょう。
  • あなたはここを訪れた客であることを忘れてはいけません。
  • それぞれの場所で過ごす時間には出来るだけ充分な時間を取るようにしましょう。

環境への影響

  • 訪れた場所は来たときよりきれいにして帰りましょう。
  • 天然資源については大切にしましょう。
  • 自力で回れるところは交通機関などに頼らずに旅をしてみましょう。
  • 小道など決められたところからでないようにしましょう。
  • 訪れた場所を覚えていられのに充分な程度分だけの写真をとりましょう。
  • 外地から植物、動物を持ち込まないように注意しましょう。
  • 野生の動植物を侵すことはやめましょう。
  • 現地での規制などについてはよく理解するように勉強しましょう。
  • 天然水のあるところでは石鹸や洗剤などの使用はやめましょう。
  • 植物や動物からできている土産品などの購入についてはよく吟味しましょう。それが希少なものや絶滅寸前のものでないかどうか、あるいは野生から採取したものであれば、環境庁などの機関が正式にその販売を許可しているものかどうかなどよく見てから判断しましょう。

経済への影響

  • 旅行の際は現地企業に対してお金を使うように。
  • 絶滅寸前の動植物から出来てる製品の購入によって不法売買をしないように。

あなたが旅行から帰って来たら…

  • あなたが訪れた場所の自然と文化的理解を育んで促進させましょう。
  • あなたの訪問によってもたらした環境と文化面における影響を考えて見ましょう。旅の感想や」あなたの意見などをツアーオペレーター、旅行代理店、政府機関(現地を管理している)にフィードバックしましょう。

以上のようなガイドラインを設定することによって、エコツーリズムに直接かかわる観光業者ならびに観光客へエコツーリズムの存在を積極的にプロモートしようとしているのが現在のオーストラリアの現状である。個々のオペレーターの実例などはケーススタディーなどによっても報告され同業者ならびに新規事業開発業者などの指針となっている。