ただいまエコガイド養成プログラム実施中

WEEK 1 (8月1日から8月7日)NO.2

8月4日(水曜日)いよいよ見習いツアースタート

ツアーデビュー初日の今日は、それぞれがいくつかに分かれてツアーを体験しながら、ツアーのガイドの動きやインタプリテーション、お客様との対応などを実際に見ながら学んでいただくセッションの第一回目。(研修中何回かこのセッションがあります。)それぞれに色々な感想を持ったようです。

フレーザー島では、様々な客層に対応するために各種ツアープログラムを提供しています。

なかでも35歳までの世界中から集まってくる人たちと2泊3日を共に生活しながらフレーザー島の見所を回るツアーはWilderness Adventureツアーといってちょっと冒険心をくすぐり、若者に人気があります。この日も日本から2人の若い女性が参加していました。このツアーの3日目に参加した研修生からは次のようなメッセージが届きました。

レースモニター(まだこれは小さい方)

ウォビー湖に続く砂丘は東からの風に吹かれて
今も少しずつ動いています。

撮影:Tomie

今日のツアーは最高でした!
私はW3に参加したのですが、ウォビー湖のところで、砂丘を40分くらい歩き続けて、湖まで来たときはあまりの美しさに感動しました。
その後、BBQ(バーベキュー)を食べてマッケンジー湖にも行ったのですがこちらでもその美しさはとても言葉では言い表せないものでした。
トカゲや鳥やドラゴンヘッドのような形の樹木などツアーではいくつかの動植物をみることができました。

今日一番心に残ったのは、ガイドのDAVEです。アップダウンの激しい道を的確に運転し、解説もし、時には音楽を流して参加者同士が話をする時間を設けたり、その抜群の感性(お客さんの要求をすぐにキャッチして応対する)には脱帽でした。
BBQのときはお料理も作るし、お茶の時間には手際よく準備をし、片付けもスピーディーでした。なんでもこなすDAVEにはガイドという枠を越えたもっと大きな役が与えられているように思いました。あまりにもDAVEの仕事っぷりがすばらしく、私たちはほとんどなにもできなかったことが心残りでした(最後のバスの掃除や後かたづけくらいしかすることができませんでした)。   

8月5日(木曜日)リサーチセンターでの研修

今日は、講義と午前、午後の2回のレンジャーガイドウォークの見学です。ガイドウォークも様々なテーマでガイドがお客様を案内します。今日は、環境リゾートして環境に対して配慮しているリゾートの様々な取り組みについて、実際に見ながらご案内するウォークが行われました。参加者からはこんなメッセージが届きました。

今日は普通の授業の日。
だんだんオージーイングリッシュに慣れてきたような気がする。
ビルの言うことも理解度90%位かな。雑談調になるとまだ弱い。
エコツーリズムが地域に与える+、−の影響について勉強。
午後はエコウォークに参加。
リゾート自体がいかに環境に配慮した造りになっているのかを説明しながらの簡単な散歩。とてもいいツアーだと思った。お客さんが、この種の説明を受ける機会はないもんね。
その後少し午前中の授業の続きをして終了。
また宿題が出た。ま、宿題でも出されないと勉強しないだろうね。
でも量に問題があるんちゃう?って感じ。
ま、マイペースに頑張らなきゃね。

 

8月6日(金曜日)本土側のハービーベイへ、、、、、。

今日は、本土側のハービーベイに渡って過ごす一日です。 図書館に行ったり、買い物をしたり、、、、、。そして夜は参加者の親睦を深めるためのパーティ。でもこのグループは親睦を深める必要などないほど打ち解けているようです。

ロッジでも楽しい時間が持たれたようですね。

持ち寄ったそれぞれのものでロッジでパーティー

撮影:HARU

8月7日(土曜日) 2度目のツアー参加! そして、、、、。

今日は、前回に引き続きツアーに参加する日です。 また新しい感動とともに、少し冷静になってエコツアーって何だろう、、、。エコガイドの役割とは、、、、、。実践を通じて色々なことを考えていただいています。 日本の顧客層に向けて自分だったら何が出来るのか、、、、、そんなことを考えていただくいい機会です。この一ヶ月で簡単に答えは出ないかもしれませんが、これからの活動になくてはならない、考える時間でもあります。

参加者からはさっそくこんなメッセージが帰ってきました。

今日はツアー2日目でした。Discoveryに参加してきましたよ!海岸を走ったりなどなど本当にフレザー島の自然はすんごいなぁとツアー体験1日目に続き感動してきました。
感動屋な私は亜熱帯林の美しさにやられていました。ツアーではレンジャーの動きも見れ、レンジャーの個性や細かな気の使い方、どのようにお客を先導し、タイミングは、、、などなど勉強になります。そしてそれぞれのレンジャーの個性も見れて、おもしろいですね。
さてさて、そんなツアーを体験しながら、頭の片隅では、「何が普通のツアーと違うのだろうか?」「より自然の保全につながるようにするには、、、」「お客は何を求めて来ているのだろうか」「保全とビジネスの妥協点は、、、」などなど様々な個人的疑問がよぎっております。


8月8日(日曜日)8月9日(月曜日) やっと訪れたお休みの日ですが、、、、。

研修プログラムは週2回の休みの日がありますが、もちろん体を休めていただくだけでなく、この日はたくさん出されている宿題やせまっているプレゼンテーションの準備のためにリサーチに使う日でもあります。出されたテーマに対してどうやって素材を集めるのか、そしてどうやってそれを整理して、わかりやすく人に伝えることが出来るのかを模索しながら、それぞれに準備します。

最初のお休みを迎えて、この1週間を振り返って様々な感想を持ったようです。
すべてが英語で進行するという環境の中で言葉の問題により理解ができなかったり、、プログラムの進行の仕方や思い描いていたコース内容とちょっと違うと戸惑っている人もいるようです。あせったり、不安になったり、それぞれが複雑な気持ちで向かえている最初のお休みのようです。

でもまだ研修は始まったばかり、、、、。これからの研修の中でいったいどんな風に変化が起こるのか、、、、、。楽しみです。



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